工務店選び その1(耐震等級3)

うちは希望条件的に大手より工務店向きそうなので、主に工務店の話です。

うちの希望条件

  • 許容応力度計算(構造計算)による耐震等級3
  • G2レベルの断熱性
  • C値0.5以下
  • 設計者と直接やりとりしたい
  • 設計者を選びたい
  • コスパ

熊本地震での被害

耐震等級3の建物は損傷をうけた家が出たものの、
全ての家がそのまま住める状態だったそうです。
地震で倒壊しないことはもちろんですが、住み続けられる家が欲しいです。
これを知ってからは耐震等級3が必須になりました。

熊本地震の調査結果
http://kumamoto-fukkou.or.jp/datafolda/data/kumamoto.pdf

耐震等級には2種類ある

同じ耐震等級3でも2種類あります。 品確法という簡易的な物と
ガッツリ計算する許容応力度計算による物です。

2種類あるので同じ耐震等級3でも強度に差があるってことです。
(制度がおかしいよね?)
許容応力度計算が強度的に最強です。

大手の場合は、型式認定という制度を利用しているのでよく分からないのですが
家ごとに許容応力度計算をしなくても一定のルールを守ればOKという制度なので
また別枠なのかもしれません。
(追記 住友林業は独自ソフトによる構造計算をしてくれるみたい)

太い柱使ってるから大丈夫?

そういう問題じゃないんですよね。
どこにどんな太さの柱が梁が必要なのか?どれぐらい壁が必要なのか?基礎の強度は?とかとか
計算して設計するのが許容応力度計算なので
許容応力度計算しているか、していないかでしかないんです。
むしろ必要なところに必要な強度を持たせるので
「うちは全部太い柱だぜ」という家よりコスパも良いんじゃないかな(多分)

wallstat

さらにwallstatというツールを使った時刻歴応答解析をやってくれるところも存在します。
今までの大地震をシミュレートして設計した家がどうなるかビジュアルで見れるツールなんです。
ここまでやってもらえるとかなり安心できそうです。

ここまで書いておいてなんですが、
wallstatの様子や耐震等級の話はこの動画を見るのが一番手っ取り早いです。

youtu.be

地震保険の割引

耐震等級3だと地震保険が半額になります。
むしろ家財保険だけで、地震保険は入らないという選択肢もあり?

断熱気密への影響

断熱材の種類によるとは思うのですが、柱と柱の間に埋めたり、吹き付けたりするので
震度3ぐらいでも壁の内部でズレたり落ちたり剥がれたりという影響が出るんじゃないの?という心配もあります。

気密に関しても防湿気密シートを貼ったり、気密テープを貼ったりするので
剥がれたり破れたりしないのか?と思います。

その点から見ても、多少の揺れでも家が歪まない「硬さ」は重要なのかなと思っています。
ここらへんは要確認ですね。

築30年ぐらいで地震にあって性能が落ちるならまだ諦めもつくかもですが
築5年ぐらいで地震にあってそれから何十年と性能が落ちた家に住むとなったら悲しみしかないので。

続く(かも)