実大実験vs耐震等級3

面白い動画が上がっていました。

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実大実験を行っていると宣伝するハウスメーカーは多いです。
震度7で何回揺らしたとか。
はたしてそれは許容応力度計算した耐震等級3より強度が上なのか。
動画を見た感想を。

そもそも許容応力度計算の根拠は?

実大実験を何度も行って体系化した計算式が許容応力度計算だそうです。
まあそりゃそうか。机上の空論の計算式なわけないよね。

実大実験を行っているから施主の家も震度7で何回揺らされても大丈夫?

実大実験はモデルハウス。
自分が建てる家の強度が保証されているわけでは無い。

個人的信頼度

1度やっただけっぽい動画しか公開していないハウスメーカーは「ただの宣伝」臭がしますね。

例えば一条工務店は 何年も実大実験を行っている点、
全ての商品タイプで実験を実施している点、
さらに実験前後の気密測定も行っている点など
本気度が感じられます。

でも結局許容応力度計算が必要なのでは?

でも結局のところ、1軒1軒許容応力度計算しないと強度の保証はできないんじゃないかなと思いました。
家の形が変われば…
窓が1枚増えれば…
風呂の位置が変われば…
強度や偏心率が変わるので。

許容応力度計算をしないハウスメーカーで建てる場合は、
「実験棟と同じ性能を会社側が保証してくれるのか?」を確認する必要がありそうです。
そこで「ただの宣伝」のための実大実験なのか、性能保証のための実大実験なのかわかりそうです。

ハウスメーカー比較動画もありました

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コメントも参考になりそうです