工務店の決算書閲覧のすすめ

工務店を検討している人は「この工務店潰れないか?」という点が気になってくると思います。


大手ハウスメーカーなら倒産の心配は少ないですし
倒産したとしても何かしら業界が動いてサポートしてくれそうな気もします。
工務店と比べると安心感が段違いです。


工務店は材料を一括して先に仕入れていたり
施主からの入金のタイミングが遅いなど
注文が殺到していても現金が無くなって倒産する可能性がある業種です。

そこで、県の建設指導課に行って工務店の決算書を見てみることにしました。

 

工務店のHPの会社概要などのページに「○○県知事認可 : ( X -99) 第 999999 号」の様な記載があるはずなので
それをメモって行きます。


決算書には、貸借対照表損益計算書の他、
役員の名前や従業員数も載っていました。

その年に受注した金額も顧客毎に載っていたので、
この工務店で建てるにはどれくらいの金額が必要なのか?もある程度把握できます。
やらしいところだと、役員報酬とかも書いてありました。

 

個人的には、複数の工務店の決算書を見比べるのが結構面白かったです。

「お、ここは宣伝費すごい使ってるなー」とか

「従業員数が倍近く違うのに、従業員賃金が同じぐらいなんだが…」とか

「こっちの工務店の材料費やっすー」とか

一つだけだと黒字なのか赤字なのか、倒産の危険は?としか見れなかったのですが

見比べることで経営方針の様な物が見えてくる気がしました。



メモが取れるので筆記用具を持って行くと良いと思います。

県の建設指導課にさえ行けば無料で誰でも閲覧可能です。